オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

事業主の適切な初期対応が訴訟リスクを減らす~パワハラ裁判の急増を受けて

今日は、ハラスメントに関する情報、判例、対応のブラッシュアップの日。

 

弁護士さんの判例の話では、ここ2年間で裁判例集(これは参考になるだろうと判断されたものを集めたもの)に掲載されたセクシュアル・ハラスメントとパワー・ハラスメントだけでも約250件。

現実の裁判は、約5倍の数にのぼるだろうと。

特に、パワー・ハラスメントに関する裁判は急増しているようです。

 

その弁護士さんが言うには、「何故、この件を裁判にまでさせてしまったのか!という

内容の事件が多い」と、残念そうに話されていました。

 

つまり、「事業主が初期対応を間違った」ために訴訟になるというケースが多いということ。

 

「裁判にならないようにしないといけないという考え方が浸透していないのが原因と思われます」と話していらっしゃいました。

 

裁判になったら労使ともに時間、コスト、心労、様々なダメージを被ります。

 

個人、チーム、組織で人間関係を築きながら、成果に向けて力を合わせていくプロセスでつまづくと代償は大きい。

 

今日、学び直して確信を持ったのは、「裁判という争いの場に困りごとを乗せてしまう前に組織内部でそのことに気づく、誠実に対応することが何より大事だ」ということです。

 

智慧と工夫、対話、思いやりと礼節を持って、協働できる職場にしていく・・・本気な組織を支援していきたいと思います。

 

ハラスメントは人を、組織を壊していきます。

その組織の一番弱いところに起こるように感じます。

働く人の心身の健康と、組織の健康(コンプライアンス)を守るために!

 

コツコツやりますよ~

 

 

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