組織力・・・というのでしょうか。
「組織の内部で課題を解決するチカラが弱まっている」と耳にすることがあります。
具体的に、どういうことでしょう?
伺うと、
上司・先輩は部下・後輩の、
部下・後輩は上司・先輩の、
話を聴くこと、自分の思い・気持ちを伝えるのがうまくいかない、らしい。
ややこしくなるのが嫌で、諦めるのが早い、らしい。
話しても無駄だ、と思うと関係性をスパッと切る、らしい。
みんな自分のことはわかってほしいと一生懸命話すけれど、案外、人の話は「わかろう」という気持ちで聴いていないのかもしれない。
でも、これって上司・先輩、部下・後輩、みんなに言えることじゃないだろうか・・・と感じるのですが。
「お互いさま」という気持ちが失われつつある現在では、自分の思いをその場に応じた、相応しい言葉、表現で伝えないと、自覚のないままに人を傷つけている可能性だってある。
いくら気をつけていても、言い過ぎて傷つけることはある。
その時に、謝ることができるのも人なんだと思うわけです。
失敗したら、できる限り、やれる限りのことをするしかない。
上司も部下も必要なのは、自分の気持ちや思いをその場に相応しい、適切な表現で伝えること、諦めないこと。
先ずは、自分の気持ちに気づく、気持ちを押しこんでしまうのではなく、正直に、率直に、相応しい表現をする。
同じように相手にもその権利があることを自覚し、話を「わかろう」として聴く。
現場力、組織力を高めるには、「諦めないで、気持ち・思いを伝え合う」ことから始めてみてはどうかと思うのです。
自分の気持ちに気づけていますか?
「アサーション」は自他尊重の自己表現と言われていますが、まずは自分の気持ちに気づくことが、第一ステップです。