学べば学ぶほど、言葉を介したやりとりの難しさと、そこからしか理解はうまれない・・・という思いが交錯するアサーションというコミュニケーション。
アサーションは、「自分も相手も大切にするコミュニケーション」と言い替えられていることもある。
そうしたいし、そうされたい。
とはいうものの、言葉を一瞬にして選び、組み立て、思いを伝え、相手とやりとりするプロセスを身につけることは簡単ではない。
ありがたいことに、こういう要素を入れて表現することでわかりやすくなる、というヒントはある。
日常会話において、それを知っていることはとても助かることも多い。
そのうえで、会話はその日、その時、その相手と、リアルタイムで進行する「Here and Now(いまここ)」で起こることへの対応を言葉に託し、示していく。
会話が待ったなしで進んでいく・・・そのときに自分の思いを語れるか、相手の思いを聴けるか、毎度毎度試みて、凹んだり、ほっとしたり。
後でふりかえるとあーいえばよかった、とか、相手が言いたいことは結局なんだったんだろう、とか、違う質問をすれば違う言葉がうまれていたかもしれない・・・とか、内省、反省が入り混じってクヨクヨすることも多い。
会話にマニュアルはないのだと思う。
生きた言葉になるように心して、相手に届けばいいなあと思いながら伝えたい。
でも、相手が受け取ってくれるかどうかはわからないこともわかっておくことも大事だ。
会話を阻ない会話を学び続ける。