自分の気持ちを正直に伝えることを大切にしよう!
「アサーティブ・コミュニケーション」の研修で感じるのが自分の気持ちや思い、期待を伝えることが苦手な人が多いということ。
「言っても変わらない」と自分の正直な気持ちを伝えることを控える人、
相手の受け取り方を予想して、意見を言うこと自体を止める人、
言うときにはついつい相手を責めるような物言いになってしまう人・・・確かに、正直で率直に自分の気持ちを表現することは難しい。
「女性だから」
「嫁だから」
「主婦だから」
「自己主張する女性はマイナスの印象が強い」など、意見を言うのを控える要因は、性別による役割への意識も関係しているかもしれない。
それでも「自分の気持ちを表現しても構わないんだ」と表明したい。
衝突や対立が起こるかもしれない。
失敗してしまうかもしれない。
どこかでお互いが納得し、合意できることはないか、探り合う、話し合う、ききあう関係を模索したい。
そして、自己主張は「してもいい」であり、「しなければならない」ものではないことも押さえたい。つまり、自己主張は「しなくてもよい」のである。
ただし、「自己主張しない」を選択した時には、その結果責任も自分で引き受ける。
自己主張しなかったことによる様々な結果は、他責しないということである。
自己主張する時には、「I(アイ)メッセージ」。
「私」を主語にして気持ちを伝え、その結果についても自分で責任を持つ。
私は自分の気持ちを大切にし、伝える習慣を持ちたい。
そして自己決定、自己主張の責任は自分で引き受けようと思う。