オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

パワーハラスメント問題の動向

パワーハラスメント、いじめ、嫌がらせ・・・どれも心地よい言葉ではありません。

以前、相談員をしていた時には、毎日のように相談がありました。

1 身体的苦痛を与えるもの

2 精神的苦痛を与えるもの

3 社会的苦痛を与えるもの

2では

・人前で、「バカ、ぼけ、カス・・・」と暴言、罵声を浴びせられる

・仕事を取り上げ、毎日「辞めてしまえ」と執拗に責められる

・「婆さん」「おばさん」など、侮蔑的な呼び方で呼ばれる

 3では

・回覧物を回されない、情報を与えられないため、ミスを誘発させる

・仕事を与えず小部屋に隔離

 など、人権・人格侵害行為が職場の雰囲気を悪くし、士気を下げてしまい、良い人材を確保できないということにも繋がっています。

 

ハラスメントのおこる職場をこれ以上放っておくわけにはいかない・・・

厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」が報告書をまとめ、平成24年1月30日に公表しました。

同年3月を目途に、この問題の予防・解決に向けた提言が取りまとめられる予定です。

今後は、セクシュアル・ハラスメントのように法制化に向けての動きも考えられます。

安全配慮義務を問われた裁判例も蓄積されてきています。

 

快適な職場環境と相反する方向に、自らの職場が向かっていないか・・・チェック機能を事業主はもちろんのこと、働く側も意識していきたい。

  

いじめ・嫌がらせ・パワーハラスメント・・・身近に起こっていませんか?

  

 

DSC_0034.JPG