オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

対面で話すことの意味をあらためて考えると

5月最後の大安、新月の今日、記してみる。

 

年度がかわった頃から、人と会う動きが活発になって、研修が対面で行われる機会が増えた。

 

人と直接会って話すことで、分かり合える可能性と、そう簡単にはいかないぞという、両方の感覚が戻りつつある。

オンラインでは感じられないことだ。

 

「何だかいいなあ」、「こういうかかわりは嫌だなあ」・・・

 

こんなシンプルな感情や気持ちをオンラインでは伝えないときがある。

言い方を変えれば、やりとりするのを簡単に避けることができるから、面倒なことから逃げてしまうのだ。

 

でも葛藤から遠ざかるのが当たり前になるパターンが続くとどうなるだろうか。

自分内部で起こっていることに対して、感じないようにする、伝えてみようとすることを諦めてしまうクセがついてしまいそうだ。

もっというなら、感受性というアンテナを手放すことになりはしないかと思う。

 

リアルで会うといろんな情動が起こり、それがもとになって行動となる。

自分が大事にできなくて、誰が大事にしてくれるだろうか。

 

オンラインは気楽さと感染のリスクを減らす有効な手段であることは間違いない。

ただ、これだけに頼ると、人との関係性を紡いでいくことが億劫になっていくキケンもある。

そんなことを思う5月末。

 

人と一緒に働く、関係をつくるということはチカラのいることだ。