伝わってくる感染者数が激減し、慌ただしく選挙が始まり、日常生活が戻ってきているように見える。
電車も、街中も、仕事場も、間違いなく人の動きは活発になっている。
それでも目をこらすと、街の景色が変わっているのに気づく。店や会社が変わっている、閉じている、そんな光景に気づく。
わたしの周りでの変化はどうだろう。
昨年の年明けから、わたしの周りではリアルに会って話すことやワークショップ・講座等を実施することが全く無くなった。
すっかり変わったのが、「オンライン」という方法が生活に入り込んできたこと。
それまでもオンラインを使っていたが、多くはなかったし、「対面」での段取りを考えるのが当たり前だった。それがガラリと変わり、「オンライン」が主流になった。使ってみると適応力の高い人、対面を苦手とする人など、理由は様々あっても「オンライン」に慣れていくのは早かった。
どこまで続くのだろうと危惧していた当初からは想像もつかない便利さを享受し、「オンライン」だからこそ可能になったこともはっきりした。元のような人の集まり方にはもう戻らないだろう。
2020年年明けに始まった、これまでに経験したことのない全世界を巻き込んだパンデミックは、交通費、移動時間、距離感、人とのかかわりの煩わしさ、自由さなど、改めて人との関係をつくること、維持すること、紡いでいくことの意味を問い直した時間となった。
リアルに人と会い、語る機会が再開しはじめた。
自分はどのように人と関係をつないでいきたいのだろうか。
どんな自分でいたいのだろうか。
自分の望みを、考えてきた自分の「あり方」「あり様」を実践する。
そのタイミングが訪れている。
これからもよろしくお願いします。