昨日、あるNPOの月例会で「合意形成までの<過程>において大切にしたい働きかけを考える」というテーマのワークショップに参加した。
東北のある町における、漁業復興支援現場でのケースを題材にしたワークショップ。
様々な意見があり、本音も分かりづらくなっている現場で、話し合いに至るまでのプロセスでファシリテーターとしてどのように支援するか・・・を考え、グループメンバーの意見を知り、話し合いをした。
近隣地域でも被災した内容、その後の状況が違うこと、年齢によってもかなり考え方が異なること、一言で漁業といっても、そもそも漁獲、養殖、加工と様々、簡単に話し合いが進まないのは想像できた。
「話し合いまでのプロセスで、もっとも大切なこと」は何か、自分がファシリテーターとして現場に入ることがあったら、どのような関わり方ができるのだろう。
自問自答の時間をたっぷりとり、グループ内で意見交換したところ・・・
・思い、本音、意見を丁寧に聴く
・無理にまとめない
・意思、価値観、納得感
などが、キーワードとして各メンバーから出された。
阪神淡路大震災の際も、街づくり、復興支援現場における合意形成までの過程が特に難しかったと聴く。
現場の方々にとって、ファシリテーターの存在が見えるような関わり方を実践している先人がいる。
嬉しくなった。
メインファシリテーターのTさん、ありがとうございました。