名古屋に拠点を置く一般社団法人日本体験学習研究所(JIEL)が、初めて大阪で公開講座「グループとわたし」を開催します。
名古屋、札幌、東京に引き続いての開催です。
http://jiel.jp/programlist/labkiso/labokiso201709/
講座の内容とこれまでの参加者の感想をご紹介します。
9月23日(土)24日(日)の2日間をご一緒に学びませんか。
JIELは、1947年K.レヴィンたちにより人間関係の理解と改善のために開発された「ラボラトリー方式の体験学習」の基礎的な研究と実践を学校教育、企業組織、看護医療、国際協力などの領域で行っている組織です。
ラボラトリー方式の体験学習とは、津村俊充所長によると(2009)「人と人が特別に設計された関わる場において、“今ここ”での参加者の体験を素材(データ)として、人間や人間関係を参加者とファシリテーターとがともに実験的に探求する学習」のことをいいます。
この講座「グループとわたし」では、日常の体験から学ぶための視点として、「コンテントとプロセス」、「体験から学ぶ循環過程」など、体験を通して学びます。
日常のグループ活動の中では、仕事や課題に取り組むこと、話題や課題の内容(コンテント)に夢中になり、その活動の中で起こっているメンバーの気持ちやお互いの関係(プロセス)に目が向けられずに過ごしてしまっています。
個人の中で起こるプロセスやグループの中で起こるプロセスを観る視点を学びます。そして、そのプロセスから学ぶための学びのステップも紹介しながら、グループの中でのわたしやグループに気づいていくプログラムです。
それらの体験を通して、「グループやわたし」をマネジメントする方法を学んでいきます。
グループワークによる体験学習を提供しようとされている教育担当者(学校教育関係者、コンサルタント、キャリアコンサルタント、カウンセラーなど)には、本講座の学習者としての体験をぜひおすすめしたいと思います。
【講座の学習目標】
・ラボラトリー方式の体験学習による学びの基礎的な考え方と具体的な進め方について体験を通して理解を深める
・グループ・ワークをおこなう過程で生まれるプロセス(メンバーの参加の仕方、コミュニケーションのありよう、意思決定、リーダーシップなど)に気づく
・グループ・ファシリテーターとして実践する際の自分のありよう(他者との関わり、グループの中で自分の影響など)について、自ら気づくとともに、メンバー相互のフィードバックの授受を通して、学ぶ
【特にお薦めしたいのは、こんな方】
・ラボラトリー方式の体験学習を基礎から学んでみたい人
・日常生活での人とのかかわり方を見直したい人
・人との関係やチームワークを大切にしたい人
・人の気持ちを大切にした支援をしたい人
・グループワークを用いた教育実践をしたい人・・・など
【気づいたこと・学んだこと】(2017年:参加者アンケートより)
・体験学習を経験豊かな参加者とともに“体験”できた。特に、“質のよいプロセス”を通して成功体験を実体験できたことは最高でした。
・目的としていた「自分を知る」「職場の人材育成に活かす」ことが、大いに満たされました。また、体験学習を学ぼうという素敵な方々と知り合うことができました。
・体験学習のコンテントとプロセスの意味の理解がある程度深まった気がします。また日常に具体的に活かす場面を考えられました。
・理論的な背景がわかり、プロセスの見方が理解できた。
・グループの中で、自分が人とどのようにかかわろうとしているかを捉えることができた。新たな課題も見えた気がする。
・体験的に、グループプロセスについて学ぶことが出来た。素敵な仲間と出会うことが出来た。
・今までのこの様なセミナーを受けた事がなかった事と、教育担当になったのが最近という点から、この視点でもの事を考察する機会が乏しかったので、全てが新鮮であり満足した。
・体験と理論を丁寧に学ぶことが出来た。
・先ず自分について気づけたことが多くありました。ジョハリのHiddenの窓が一つ開いたような(開くことが出来た)衝撃がありました。
・グループ・ダイナミクスの全体像が知れた。グループと自分の関係性にしっかり目を向けることが出来た。
丁寧なふりかえりを通して、自分がグループの中でどのような役割を果たしていたか、意識・無意識の両面から理解すことができた。また、他者の行動、思考のふりかえりからも、気づきを得ることが多くあった。
なかなか大阪では味わえなかった津村俊充所長のファシリテートを体験できる機会です。どうぞ、お見逃しなく!
http://jiel.jp/programlist/labkiso/labokiso201709/