オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

「人権は、私らしくいられること」が出発点~6月はアサーション・フォーラム

 

2019年2月6日、「もっとアサーティヴにいきたい会」第1回勉強会がスタートしました。

2018年6月の平木典子先生の講演をきっかけに始まった勉強会は「もっとアサーティヴに生きたい」というテーマを勉強会名にして、2018年に4回実施しました。

まだまだ深く知りたい、学びたい方々と「もっとアサーティヴにいきたい会」を立ち上げ、2019年は年間を通して会員メンバーが交替でメインファシリテーターとなり、学んでいくことになりました。

関西でアサーションのコミュニティができつつあることを嬉しく思います。

  

第1回のメインファシリテーターは高島淳さん。

「人権」から学びたいというメンバーのリクエストがあり、第30条からなる世界人権宣言を読み、アサーションにまつわる人権をいくつか取り上げました。

私は私の人権をまもれているのか、相手の人権をまもれているのかを確かめました。「自分はやっていいと思っているし、相手にもそう思っていること」

逆に「どちらかはやっていいけど、どちらかはそう思っていないこと」

関係、立場、役割など、いろんな要素がからまって、あんな場面、こんな場面が思い出されます。

 

人権で大事なことは、「自分も相手も持っている」ということをわかっておくということ。

わかっておかないと、相手の人権を知らず知らずのうちに侵してしまうことがあるからです。

自分が正しいと思うと、相手がNOと言ったり、YESと言わないことが許せなくなったりすることがありませんか。

人権は誰からも強制されずに「私が私らしくいられること」から始まります。

気をぬくと、「女性なんだから」「男性なんだから」

「母親なんだから」「父親なんだから」

「若いんだから」「いい年なんだから」・・・

と、外から求められる「〇〇なんだから」「〇〇らしさ」「〇〇のくせに」に押しつぶされそうになります。

 勉強会の最後には「わたしの人権宣言」をカードに記入し、保管することにしました。

 

私が就職した時、女性差別撤廃条約はまた採択されていませんでした。

私の職掌の定年は35歳、妊娠したら仕事を続けられなかった時代です。

その後採択された女性差別撤廃条約に日本が批准したのは、1985年。

国内法に残されていた女性差別を見直す必要に迫られ、男女雇用機会均等法が1986年(昭和61年)に施行、私の職場もやっと60歳定年になったことを覚えています。

 

人権は一人ひとりが自分らしく生きるための大切なルールであり、歴史の中で人々が獲得し、受け継いできた大切な財産です。

次世代に渡していくために、アサーションを学び続ける一人として、人権を学び続けたいと思います。

 

アサーション・フォーラム2019京都:事前告知】

2019年6月16日(日)10:00~17:00

京都華頂大学にて、平木典子先生の基調講演にはじまり、3つのテーマ(企業内人間関係トラブル、キャリア、親子関係)別のワークショップを取り入れたフォーラムを開催します。

メインテーマは「関係性の中で自分らしく生きるために」

家庭、地域、組織など複数の人々とかかわりながら生きていく私たちがこれからの時代をどのように生きていきたいか、どんな自分でありたいかを対話を通して考えてみたいと思います。

 

まもなく、イベント管理サイトpeatixで申込を開始します。

先着30名の方には、早期申込割引席を用意しています。

公開までしばらくお待ちくださいませ。

  

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