オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

「らしさ」は勝手な思い込みかもしれない。それでもいい

「自分らしい生き方」とはどんな生き方なのだろうか。

 

「自分らしい」という点で、「らしさ」とはどういうことなのだろうかと考え込む。

他者に尋ねれば教えてもらえるとは思うけれど、少々こわい気もする。

 

他者との比較で「らしさ」が際立つということでもなさそうだし、根拠のない自己肯定感から湧き上がるものでもなさそうだ。

 

最近、様々な方とご一緒する仕事場で、その人との関係性、かけあい、協力、支え合い、相性・・・によって、仕事の現場が刻々と変化し、予想できない展開が生まれ、ハラハラドキドキ楽しくなった。そして実りがついてきた。その人が持つ力や影響力が相乗的に膨らんで、結果につながった。相乗効果ってあるもんだな、そんな経験をした。

 

いつもこのようにいくとは限らないし、法則性はわからない。

 

それでも人とのかかわりの中で「その人らしさ」がふわ~っと現れるような空気を感じる。ぼんやりした言い回しになるが、他者の「らしさ」を感じ取れるのは自身が他者に関心があるときで、心身ともに自由なときだ。

 

見ようとしなければ見れないし、感じようとしなければ感じることができない・・・つまり勝手に受けとっている、「その人らしさ」なのだが、そのような心持で人と接する中でしか、気づけないことがある。この人のこういうところが魅力的だなあと、勝手に受けとってもいいんじゃないか、そう思っている。

 

「らしさ」って、他者が勝手にそう思っているだけで、本当は全然違っている、なんてことは大いにあり得るし、それを知る驚きも心が躍る。

 

未完成な人間は、可能性がある。そして、「らしさ」の探求は続く。