今日は平日の年度末。
2018年度、お世話になった方々に感謝しつつ、新たな時代の始まりに向け、今日感じていることを言葉にしてみたいと思います。
2018年はハラスメントの話題が途切れませんでした。
スポーツ界、政界、一般企業では炎上事件が後を絶たず、がっかりした人が多かったのではないでしょうか。
感覚の鈍さは、個人・チーム・組織・コミュニティのよどみになり、よどみは「お互いを大切にできる」「尊重し合える」「風通しのよい」状態に影を落とします。
私たちは誰もが尊重され、大切にしてもらう権利があり、自分の行動を決める権利もあります。
そして自分の意見や考えを表現する権利もあります。
それが、会社に入ると「人権よりも会社のルール」が優先され、「先輩上司にモノ申す」なんて考えられないのが私自身のかつての現実でした。
理不尽な扱いを受けても、合理的な対応をされなくても、何も言えない、言わないのが当たり前。
言ったら、言ったほうに矢が飛んでくるから
何もしない、見て見ぬふりをするのが賢い生き方。
そんな現実が今も歴然とあり、場合によってはもっと巧妙に、「NO」と言わせずに従わせる規範が存在します。
「言わせない」「言えない」ことから始まるハラスメントは今も続いています。
目に見える言動や出来事の内側にはその人なりのものの見方や考え方があり、社会的・文化的に育てられながら形成されたものですから簡単に変えられないし、他者が変えられるものでもありません。
では、ハラスメントを予防するために、ベストでなくても、ベターでもいい、何かできることはないのでしょうか。
今岡はだからこそ「アサーション」の考え方と技術が必要なのだと思います。
多様な人々がともに働いたり、活動したりする場で意見の違う人にものをお願いしたり、断ったり、折り合いをつけたりしていくための考え方の基盤は「人権尊重」だと考えます。
一人ひとり違う思い、考えや意見を持つ人々と共生していくために立ち返る軸は「自分も相手も人権がある」ことを理解し、自分を大事にしながら、相手に共感すること。
押さえつけて従わせるやり方ではない考え方に基づいた技術、その場に、立場に、役割にふさわしい選択された表現、そのうえで、可能性を探り、選択肢を広め、言語と非言語を一致させてコミュニケーションをとっていく・・・今回のアサーション・フォーラムでは、その豊かさを学んでいただけると思います。
新たな時代に向け、「関係性の中で自分らしく生きるために」をメインテーマに、平木先生の基調講演からはじまり、3つのテーマ(企業内人間関係トラブル、キャリア、親子関係)でアサーションの視点から探求するワークショップの2本立てです。
既に、定員の三分の二のお申込みをいただいています。
関心を持っていただいた方は、peatixからのお申込みをお願いします
https://assertion-forum-2019.peatix.com/
【日時】
2019年6月16日(日)10:00~17:00
【会場】
京都華頂大学 6号館
交通アクセス
http://www.kyotokacho-u.ac.jp/access/
キャンパスマップ
http://www.kyotokacho-u.ac.jp/life/map/
【スケジュール】
10:00~10:00 オープニング
10:10~13:00 基調講演:
「関係性の中で自分らしく生きる」 平木典子先生(華頂ホール:6-401教室)
<13:00~14:00 昼休憩>
14:00~16:00 テーマ別ワークショップ
ワーク1:「企業内で起こる人間関係トラブル、精神疾患に関してアサーションという視点から考える」脊尾大雅氏(6-301教室)
ワーク2:「『自分らしく生きる』を実現する『アサーション』と『キャリア』という視点から考える」川原恵美氏(6-302教室)
ワーク3:「『どんな親子関係があなたを幸せにしますか』自分らしい親子関係を『アサーション』という視点から考える」中村菜津子氏(6-303教室)
16:00~16:15 移動
16:15~16:45 全体会(華頂ホール:6-401教室)
16:45~17:00 クロージング 平木典子先生(華頂ホール:6-401教室)
【定員】100名
【参加費】一般席:10,000円
【主催・お問合せ】
オフィス今岡へ、メールでお問合せください。
imaoka1717@gmail.com
お願い:大学へ直接問い合わせることはお控えください。
お申込みは、peatixからお願いします
https://assertion-forum-2019.peatix.com/