オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

サリュート・ジェネシス(健康生成論)

今日は、関西大学大学院教授・寺島先生の「サリュートジェネシス~疾病志向から健康志向へ」というストレスマネジメントの研修を受講してきました。

 

今までは病気に対する研究が主でしたが、「健康をつくりだすための要因って何だろ」「どのようにして健康状態を生み出すことができるのか」という研究が、イスラエルのアントノフスキーによって約30年前くらいに始まったそうです。

 

たくさんの学びの中から、3つをご紹介します。

 

1.イヤだなと思うこと(ストレッサー)の対処法として、効果的な方法は「コミュニケーションをとること」である。今回の震災では、いろんな人とコミュニケーションが取れる人ほど、人の役に立ち、支援もでき、立ち直るチカラもわいてきたという現実があったことを紹介していただいた。

 

2.リラックスするためには、休息や睡眠、運動、人間関係、楽しいこと、嬉しいこと、笑うことなどが有効とされているが、「落ち着くことができる」ことが大事である。

 

3.「有意味感」・・・さまざまな出来事は、自分にとって意味がある、自分のためにやっている、自分が役にたっている、という実感が大切である。

 

 

「健康の生成」とは、生きる目的を持って、人生を意味あるものにしていくプロセスであり、生きがいを持つことがとても大切であることを教えていただきました。

 

心の免疫力を高めるために、あなたの「落ち着く場、落ち着く時間」を見つけ、生きがいをゆっくり考える・・・そんな時間をこの年末年始に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 

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