10月にみくに出版から発行予定の「教室で使いたくなるKP法実践(仮題)」(川嶋直&皆川雅樹:編)の中から、川嶋さんの原稿の一部(未定稿)を以下に特別に掲載します。
この本は全国の学校(主に中高)の各教科でKP法をどのように使っているかの実践事例集です。
今回の講座講師の溝上広樹さんも高校生物の授業事例を書いていらっしゃいます。
川嶋さんはこの本のために20,000字書いていらっしゃいますが、その一部を8月20日の「KP法実践講座」開催当日まで、3回に分けてご紹介いたします。
今回はその第一弾です。
2016年8月20日(土)10:00~17:00
KP法実践講座! 思考整理と合意形成、アクティブラーニング成功への道しるべ~KPリレー(KPR)も初公開~
お申し込みはこちらから
http://www.kokuchpro.com/event/9f2d6e272e6c2ad68aa6ea3c6c5042e6/
①『KP法』出版、ALとの出会い
2013年10月「KP法〜シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション」が出版された。原稿を書き始めてからおおよそ1年がたっていた。
発売の直後からKP法の手法を体験的に伝える「KP法実践講座」を各地で開催した。この講座は2013年には5回2014年には約40回2015年には約30回、北は北海道から南は沖縄まで開催した。講座に参加される方の層はその回の主催者によって変わるが、当初想定していなかった参加者が最近の主流になりつつある。それは学校(小中高大)の先生たちだ。
出版した時点での読者の想定は、はやり自分に近い仕事をしている人々だった。つまり環境教育や地域づくりなどの活動をしている市民団体の方たち。それに加えて企業など様々な組織の会議等でプレゼンテーションをする機会の多い方たち。そして最後に大学など教育機関での教育者の皆さんだった。(中略)アクティブラーニングという言葉が世間で注目されるようになったのは2014年11月の文部科学省の発表からだろうか。この不思議な言葉が世に現れてから事態は一変してきた。僕の講座に学校の先生たちの受講が急に増えて来たのである。アクティブラーニングは一般的には「能動的な学習」という日本語に置き換えられることが多いようだが、環境教育の中では「参加体験型の学び」と呼んでいた。文部科学省のある方に「アクティブラーニングって、僕らがずっとやってきた参加体験型の学びとどう違うんですか?」との問いには「同じです」の答えだった。(つづく)
いかがですか。
10月の発売が楽しみです。
その前にぜひ、川嶋さんと溝上さんに直接会って、ともに学ぶ機会を作ってみませんか?
お席が少なくなっています。お早目にお申込みくださいませ。
お申し込みはこちらから
http://www.kokuchpro.com/event/9f2d6e272e6c2ad68aa6ea3c6c5042e6/