オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

アサーティブに表現するトレーニングは心がけ次第?

先日、「アサーティブに自己表現する」ことの難しさを感じる場面に出くわしました。

「アサーティブ」とは、自他尊重のコミュニケーション。

今回は自分の気持ちを、家族に伝えることの難しさを感じる場面でした。

土砂降りの雨の中、車で量販店へ買い物に行きました。

駐車場は3フロア、地上(青空)、2階(屋根あり)、3階(青空)でした。

土砂降りだから、誰もが屋根のある2階フロアの駐車場に停めたい。

帰りそうな車の周辺で、脇に車を寄せて空く順番を待っていました。

5分ほど、待ったところで斜め前の車が出ました。

入ろうとしたら、すぐ後ろからスーっと車が通り、そこに入ろうとしました。

「順番待ちしているところに割り込まれた」のです。

みなさんなら、どういう行動をとりますか?

文句を言って、口論になるのは嫌だし、相手がどんな人なのかわからないから文句を言うのもコワイ。でも、ちゃんと順番を待っていたのだから、順番は守ってほしい。

などの思考がグルグル・・・この状況をアサーティブに主張する、行動するなら・・・グルグル・・・

考えていたら、実際運転している家族は、順番待ちをしていた方が優先でしょうと、空いたスペースにさっさと車を停めました。

相手は私たちが待っていたことに気付いたのか、しばらくして他を探しにいきました。

 「順番待ってたんです」と相手に伝えたいことを家族に言う間なく、事が終了してしまいました。

「アサーティブ・コミュニケーション」は、家族に向けてが一番難しいかもしれません。

毎日の生活で十分すぎるほど、素材がありますから、トレーニングは自分の心がけ次第でしょうか・・・

 

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