「働き方改革」は待ったなしの状態ですね。
企業・組織の人事労務担当者の方からは、ストレスチェックの初回が終了し、今後どのように対応していけばいいのか、潜在する高ストレス者への対応はどうすればいいのか、「働き方改革」で長時間労働への対策が厳格化されればメンタルヘルス対策はどのようにすればいいのか・・・困惑の声が聞こえてきます。
今回、今までとは少し違うメンタルヘルス対策の研修を企画しました。
単にメンタルヘルスの知識理解にとどまらず、多様性ある社会での対応力を高めるため、物事への「考え方」を学び、人が葛藤を乗り越えるときに(支援する側、される側ともに)どうかかわるのかを実践的に学んでいく内容です。
【研修のゴール】
1 メンタルヘルス関連問題に対して、何が起きているかを理解し、対処の方向性の想起ができること。
2 メンタルヘルス関連問題に対して、自分が何ができるか、誰と関わるかを現実的な視点で持てること。
3 自分の考え方の癖や傾向を感じること。
講師の脊尾さんと私の接点は、日本・精神技術研究所の平木典子先生のもとで、「アサーション」をともに学んだ仲間であるということ。
「アサーション」は一人一人の人生を尊重する考え方であり、スキルです。
メンタルの支援を受ける「人」、支援をする「人」、どちらにも事情や考え方のクセや傾向があります。
今回の研修は「グランド・ホテル形式」で学びます。
「グランド・ホテル形式」とは1932年作成のアメリカ映画『グランド・ホテル』の撮影手法で、それぞれの登場人物の人生模様に焦点を当ててストーリー展開が進むという当時としては画期的手法を使います。
今までとは少し違うメンタルヘルス対策の一環として、新たな気づきと発見を感じていただけると思います。
お申込みは「こくちーず」からお願いします。
http://www.kokuchpro.com/event/d709633dc2b8e47d2328975294b71eb2/
【日時】
2017年7月30日(日)
13:00~17:00(受付開始12:45~)
【会場】
http://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.html
【講師プロフィール】
脊尾大雅(せお たいが)
精神保健福祉士として都内精神科クリニックにて勤務後、EAP専門会社を経て、2016年に独立。精神保健福祉士養成校講師の他、商工会議所、自治体、企業での研修講師多数。「メンタルヘルス対策 はじめの一歩」出版。
【参加対象者】
経営者、人事労務や人材開発に関わる人事担当者、管理監督者、社会保険労務士、対人援助職として支援に携わっている方(精神保健福祉士、臨床心理士、キャリアコンサルタントなど)
【参加費】
8,000円(税込み)当日お支払い
【キャンセルポリシー】
開催前日・当日のキャンセルは全額のお支払いをお願いしております。
【講師から皆様へメッセージ】
メンタルヘルス問題は、対応にエネルギーがいったり、とても慎重さを要するのが現状ですが、この研修を通じて、メンタルヘルスへの理解が進み、少しでも皆さまが安心して社員の方と関われるようになればと願っております。
2016年12月26日に発表された厚生労働省「過労死等ゼロ」緊急対策の概要
1.違法な長時間労働を許さない取り組みの強化
(1)新ガイドラインによる労働時間の適正把握の徹底
(2)長時間労働等に係る企業本社に対する指導
(3)是正指導段階での企業名公表制度の強化
(4)36協定未締結事業場に対する監督指導の徹底
(1)メンタルヘルス対策に係る企業本社に対する特別指導
(2)パワハラ防止に向けた周知啓発の徹底
(3)ハイリスクな方を見逃さない取り組みの徹底
3.社会全体で過労死等ゼロを目指す取り組みの強化
(1)事業主団体に対する労働時間適正把握等について緊急要請
(2)労働者に対する相談窓口の充実
(3)労働基準法等の法令違反で公表した事案のホームページへの掲載