台風10号が近づいています。
お盆休みの方は、どうかご安全にお家に帰宅されますように・・・
今月参加した京都流議定書でお話を聞く機会があった、慶應義塾大学の前野隆司教授の「幸福経営学」
「幸福学」の研究ってどんなことをするの?
素朴な疑問が興味関心となって、集中した状態を久しぶりに(笑)経験しました。
幸せが長続きする「安心」「健康」「心」という要素の中で「心」による幸せ(psychological well-being)を1500人にアンケートを取り、分析。
すると、幸せの心的要因には4つの因子があることがわかったのだそうです。
①自己実現と成長の因子(やってみよう因子)
②つながりと感謝の因子(ありがとう因子)
③前向きと楽観の因子(なんとかなる因子)
④独立と自分らしさの因子(ありのままに因子)
個人のあり方として、自分の強みを知って自己肯定感高く、夢や目標を持ち、誰でも欠点はあるから、みんなで助け合えばなんとかなると細かいことを気にせずに人の目を気にすることなく、自分らしくいれる人は幸せになれる。
関係の質的には、色々なことや人に感謝し、多様な友人を持つ人は幸せになれる。
「幸せの4原色!で世界平和を」という夢のような明るいポジティヴなお話に引き込まれ、周りも私もニコニコしているのに気づく。
最後には、社会的課題解決のための活動参加意欲と幸福度の関係をあらわす内閣府経済社会総合研究所「若年層の幸福度に関する調査」(2010~2011)のデータから
「自分だけ幸せになりたい」人は、幸せにならない
「他人を幸せにしたい」人は、他人も自分も幸せになる
というお話が楽しく、4因子・・・持ちたいなあと思いました。
幸せはうつるそうです。
あなたにとって「幸せ」を感じるのはどんなときですか?
幸せ因子を満たすには、自分を好きでいること、「ありがとう」をたくさん言える多様な友人をもつこと、友人たちとともに「なんとかなる」と前に進むこと。
チームをつくる、社会をつくる、コミュニティをつくる・・・大事なヒントをいただきました。
詳しくは前野隆司氏の「幸せな職場の経営学」~働きたくてたまらないチームの作り方:小学館をどうぞ。