オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

問題解消を支援する対話の仕組み~「智慧の車座」

5月11日に加藤正則さんの「智慧の車座」ワークを体験しました。

加藤さんは、コーアクティブ・コーチングの日本普及に力を尽くされた方。

智慧の車座」は、「問題解決」ではなく、「問題解消」。

加藤さんは、「問題のもみほぐし」「集団マッサージ」とも表現されました。

まず、チームメンバーから「困っていること」を出し合います。

大事なのは、本当に「困っている人の困っていること」を取り上げること。

その後、チームメンバーからの質問がリズムよく、飛び交います。

直感を伝え、問題の再設定をし、チームメンバーは無責任に解決案を出し合います。

その際、問題を提示した人は、その輪から少し外れたところで、チームメンバーの話し合いを聴くのみ。

問題提示者の2名は、「この時間が面白かったし、ためになった」と振り返りをされていました。

 

 「問題解決」スキルに関する情報は溢れていますが、「問題解消」を支援する対話の仕組みに出会えたことは、プレゼントをもらったような感じ。

「自己理解、他者理解」が、チーム作りには欠かせないことも再認識。

わかりやすく、温かくて、何より実践してみたい!

智慧の車座」を提供してくださった、加藤さん、チームメンバーの皆様、ありがとうございました。

 

<参考文献:「自分を立てなおす対話」加藤雅則著>DSCN4333.JPG