オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

「ダブルループ学習」が求められる医療現場で働く

今日の研修で、初めて知った学習の仕方が、「シングルループ学習」と「ダブルループ学習」です。

「シングルループ学習」とは、1回学んだことを大切にずっと続けていくもの。

大事なことですが、学んだことを抱え込もうとすると、進化に乗り遅れることがあるといいます。

確かに、「あれ?これでいいのかな?」と思っても学んだ基本を変えるのは勇気が要ります。

ダブルループ学習」とは、1回学んだことでも、もう一度学び直して進化させていくもの。

進化が遅い時は不要ですが、早い時は必要といいます。

常に「これでいいのかな?」を問い直すことで、新たな気づきと発見を生み出していくことになります。

 

医療現場の方の事例で、そのことがよく理解できました。

以前は傷口を消毒して、ガーゼを当てて、包帯を巻くのが当たり前だった処置が、今や絆創膏の大きい物のような材料で処置が済むとのこと。

医療現場の進化はそれは早くて、以前の当たり前が日々進化し続けているため、常にブラッシュアップが必要になっているという声を聴くことができました。まさに、日々「ダブルループ学習」が求められている現場なのですね。

 

私たちが命を預ける医療の最前線にいらっしゃる方々の日々の学習と、意識と責任感の高さを改めて知りました。

 

ダブルループ学習」が求められるのは、進化している環境であることの証・・・進化し続ける環境で仕事をするのは大変だと思いますが、参加されていたナースの輝く笑顔は、自信と責任感に溢れていました。

素敵でした。

 

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