厚生労働省の平成22年度労災補償状況まとめによると、過労死とも呼ばれている脳・心臓疾患での労災請求件数は802件、支給決定件数は285件。
精神障害等での労災請求件数は1181件、支給決定件数は308件・・・請求も支給決定もどちらも精神障害等の件数が上回りました。
また、厚生労働省平成22年労働安全衛生基本調査によると、「メンタル上の理由により連続1か月以上の休業をした労働者がいる」と回答した企業は、全体平均で5.9%(平成17年は、2.6%)と増加していることが分かります。
メンタル不調のきっかけとなる出来事として
1.仕事内容・仕事量の大きな変化
2.ひどい嫌がらせ、いじめ、暴行を受けた
3.悲惨な事故や災害の体験(目撃)
4.勤務・拘束時間が長時間化した
5.上司とのトラブルがあった
などが上位に挙げられています。
今後は一層、メンタルケアへの企業責任が問われることになります。
メンタル不調者を出さないことは、事業主と従業員双方の願いです。
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