オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

自分をわかろうとすることを手放したらあかんよ

大型連休最終日、例年通り、帰省ラッシュのニュースを横目にいつか整理しようとため込んだタスクに手を付け始めたもののあっという間に時間切れとなりそうである。

 

できることなら、人が多く集まるところを避けたい思いを持っているので、連休などに出かけることは少ないが、昨日はたくさんのことを教わった先生に会いに京都に出かけた。片道約3時間、行程では外国からの観光客の多さに驚く。

お目当ての行く先が様々ある京都は、その施設の最寄り駅で少しずつ人が降りていく。

世界遺産まで歩ける、私が降りたその駅は観光客でごった返していた。そんな喧噪の中、お茶畑や竹林を抜けて山を登り、開けた先に先生の現在の住まいがある。

お顔色がよく、ふっくら感じる輪郭の先生は、年齢を感じさせない健脚ぶりとお話ぶりである。聞けば、リュックひとつを持って、おひとりで一週間青森に行ってきたばかりとおっしゃる。周囲からは心配されたけど、「大丈夫ですと返したのだ」と。

日常の暮らしを丁寧に、ご自身で楽しみながら、先のことも考えながら組み立てられている。シンビジウムの株分けをして、寒い季節は中に入れ、今年はこんなに咲いたのだと説明してくださる。昨年買ってきて、枯れて、そのままにしておいた撫子がまもなく咲きそうだと目を細めていらっしゃる。

その業界では知らない人はいない名の知れた先生が引退をされたとき、本当に潔く、きっぱりと現場から離れられた。周囲が引き止め、惜しんでも、決めたことを実践された。

今もその潔さは続いているように感じた。自分の生き方を、暮らし方を決めていくのは自分であり、そこには他者(ご家族や後輩など)への気遣い、思い、愛情が感じられる。かっこいい。

 

すぐに会いたくなる先生である。

果たして自分はどう生きようとしているのか。

「考え続けること、自分をわかろうとすることを手放したらあかんよ」、そんな先生のメッセージを受け取った。

日本体験学習研究所(JIEL)が作成された日めくりカレンダーにある、先生の言葉は「体験学習はアートである」だ。