2023年、初のブログは1月大寒も過ぎてしまった。
ご挨拶が遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
人権についてインタビューの問い合わせをいただいた。
人権に長年取り組んでいる実績と歴史のある団体からだったので、にわかに信じられなかった。
ハラスメントについての内容を特集するので、話しを聞きたいとのこと。
「本当にわたしでいいのでしょうか」と念押しした。
あっという間に日程が決まり、伺うとプロのライターさん、団体の責任者の方、そして関係する行政の責任者の方と3名が待っていてくださった。
録音させてもらってもいいでしょうか・・・と確認があり、2台のレコーダーが記録し始めた。
プロのライターさんに質問を事前にいくつかいただいていたが、本番では会話の中に出された話題からキーワードをピックアップして質問をされる。質問の繰り出し方が勉強になる。メモしたいくらいだったが、こちらが応えているのにそれは失礼かなと止めておいた。
ライターさんが選ぶキーワードにも今の社会課題が反映される。課題と認識されているのはどのようなことか、何を今後の取組のヒントと思われたのか・・・メモをされている様子から、こちらも興味関心を持ってもらった内容がなんとなくキャッチできるという、興味深い体験をさせてもらった。
いつもなら立場が逆で質問する側にいることが多い。質問される側の体験は、準備も含めて相手の期待に応えようとする行動につながり、自分の今を確かめる機会になった。
話したことの中心は人権に支えられているアサーション(自他尊重のコミュニケーション)について。
簡単ではないものの、自分も相手も大切にしようとする「自他尊重のコミュニケーション」という考え方と技術は、ハラスメントの予防を考え、実践していくためには、とても大事になっているのではないかということをお伝えした。
ライターさんの原稿は未だ手元に届いていない。文字になると、またどんな気持ちになるのか、不安と期待が入り混じる。
それでもプロの手を通した記事を読みたくて待ち遠しい。