2021年6月26日(土)13:00~16:00、オンラインで「最強の素人ゲートキーパー(生きる人を支援する人)になる! 入門講座」をNPO法人日本ゲートキーパー協会TOKYOの理事である森本美花さんをお招きして開催した、その一部を紹介したい。
まずは「ゲートキーパー」を知ることからスタート。
講座に参加してくださった方々の期待も「ゲートキーパーのことを知りたい」が多かった。それを裏付けるように、森本さんの話しに「数年前の調査によるとゲートキーパーのことを知っていると答えた方は約2%だった」という内容が出てくる。
まだまだ知らない人が多い「ゲートキーパー」。それでも学校へのアウトリーチ活動や、地域、職場などにも出前講座で出かけること、マスコミ等からの取材も増えていると話された。
定例的にNPO法人日本ゲートキーパー協会TOKYO(以下、GKTと略)が開催している養成講座の内容をたっぷり1時間講義をしていただいた後、森本さん自身が経験された事例をもとにした2ケースを少人数でディスカッション。最後には質問をもとに、わたしたちでもできること、覚えておきたいことをそれぞれが確かめる、そんな時間になった。
参加していただいた方からの声は・・・
- 「相手のことはわからない」、「相手を変えることはできない」ことを自覚しながらも、寄り添い孤立させないことが大切である
- 専門職でなくてもできることがある、見守ることはできる
- 誰もが、誰かの、ほっとする存在になれるかもしれない、そんな気持ちになれた
- サインを捉えたときの言葉かけとして、「大丈夫?」に付け加える言葉が具体的にわかった
- 「あなた」を主語にした声かけでなく、「わたし」を主語にした言葉で伝える。その時には根拠も伝える
- とにかく相手の話を聴くことに集中する
- 名前を呼んであいさつをする・・・承認の大事なメッセージになる
- 誰かが不調になる前に、専門職ではない私たちが関わる大切さ、心構えを知った
- 誰もが「命の番人」。誰しも体調不良や精神的にしんどいときはある。その時に話が聞ける人でありたいと思った
- 事例検討がとても有意義だった~自分事として考え、これまでの経験をふりかえることができ、これからの言動を考えるきっかけになった
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました
日常からしている(できる)ゲートキーパー活動、その心得に触れてみたい方は、GKTのホームページをご確認ください。