オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

今こそ「ジェンダーとアサーション」を考えてみたい

アサーションを学んできて、「ジェンダー」への意識が自己表現に影響をしていると感じることがある。

無意識かもしれないし、わかっていても社会規範から言わなかったりすることがある。

ジェンダー」を調べてみると、2つのサイトではこのように記載されていた。

 

独立行政法人 国際協力機構(JICA)HPより引用>

https://www.jica.go.jp/activities/issues/gender/index.html

ジェンダーとは、社会的・文化的に形成される性別のことで、男らしさや女らしさといった特定の社会で共有されている価値観などによって形作られる、男女の役割やその相互関係を含む意味合いを持ちます。一般に、社会における固定的な男女の役割や責任は、その地域の人々の価値観、伝統、慣習などによって無意識のうちに規定されていることが多く、各種政策や制度、組織などもその影響を受けています。

 

<国連女性機関(UN Women)HPより引用>

https://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/news/2018/9/definition-gender

ジェンダーとは、男性・女性であることに基づき定められた社会的属性や機会、女性と男性、女児と男児の間における関係性、さらに女性間、男性間における相互関係を意味します。こういった社会的属性や機会、関係性は社会的に構築され、社会化される過程(socialization process)において学習されるものです。これらは時代や背景に特有であり、変化しうるものです。

 

「社会的・文化的」は幅広い。

他にも時代、役割、関係性、地域性、価値観、そして各個人で様々な理解があり、変化し続けるものだと思う。

 

売れている辞典の1つとして、三省堂の「新明解国語辞典」がある。第8版が約9年ぶりに改訂、2020年11月19日に発売された。今回はLGBTなど性的少数者ジェンダーなどにかかわる項目を全面的に見直し、約1500の新語・新項目が追加されたらしい。ジェンダーの記載がどのように変わったのか、興味がある。

https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/smk8/feature/01.html

 

もしかすると自己表現を阻んでいるかもしれない「ジェンダー」。

気づきにくいことが想像できる。

これまでそれが「当たりまえ」、「当然だ」と思ってきたことを肯定したいと思うのは「当たりまえ」だと思う。

ただ、そのことが自分をしんどくさせていたり、もやもやしながら抱えていることで「自分らしさ」から遠ざかってしまうのはもったいない気がする。

 

「わたしはこう思う」と話せる機会があるといい。

「あなたはそう思っているんだ」と聴ける機会があるといい。

言葉にしてみることで、お互いのものの見方・考え方や自己表現が広がるといい。

 

 

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