オフィス今岡

「自分らしく生きる」ことを支えるアサーションをテーマに、研修・ワークショップ・執筆を行っています。

採択から72年、12月10日・世界人権デーによせて

今日、12月10日は「人権デー」

世界人権宣言が、1948年12月10日の国連総会で採択されたことから、毎年今日が世界人権デーとなりました。

 

世界人権宣言が採択されて、72年。

2020年はコロナが世界を席巻する中、これまで以上に人権が脅かされる出来事も起こっています。感染した方やその家族、医療従事者の方などに差別的な言動やSNSへの投稿が深刻な問題にもなり、「コロナより人がこわい」そう言う人もいるくらいです。

 

日本でも毎年この時期に人権週間として取組を行っています。

法務省:第72回人権週間 令和2年12月4日(金)~12月10日(木)

 

「人権」は堅苦しく感じますが、「生まれながらにして、誰もが持っている権利」と思うと俄然軽やかに受け取れるような気がします。そして、どんな人権があるのかを知らないと、知らず知らずのうちに目の前の人の権利を侵害してしまっているかもしれないと。

 

文部科学省のHPに「やさしい言葉で書かれた世界人権宣言」が掲載されています。

【資料】『やさしい言葉で書かれた世界人権宣言』:文部科学省

 

第1条

子どもたちは生まれつき、だれもがみな自由であって、いつもわけへだてなくあつかわれるべきです。

 

第2条

しががって、たといあなたと同じ言語を話さなくても、あなたと同じ皮膚の色でなくても、あなたと同じ考え方をしなくても、あなたと同じ宗教を信じていなくても、あなたよりも貧しかったりお金持ちだったりしても、あなたと国籍が同じでなくても、すべての人はこれまで述べてきたようないろいろな権利や自由をもっていて、それらのおかげで助かる権利をもつのです。

 

世界人権宣言は第1条と第2条で人権の基本的原則をあげ、続く28の条文が組み立てられています。一人ひとりの人が自分なりの成長と幸せを実現することを権利であるとしている世界人権宣言は、とくに社会で弱い立場に置かれた人びとにとっては、人権が人として生きるための最後の「よりどころ」です。出所:「人権ってなんだろう?」(一財)アジア・太平洋人権情報センター編・解放出版社

 

「お互いを尊重する」実践をちょっとずつ、自分なりに続けていきたいと思います。

  

そして今年は日本時間午後9時から、ノーベル平和賞の授賞式も行われています。受賞したのは、国連機関であるWFP「世界食糧計画」です。

 

平和、人道支援、人権を考える日にあたって

 

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