いつか本をつくりたくなるシリーズ~「いつか」に2歩近づく!
本づくり全5回講座もあと2回。
いよいよ目次の1つの章を書き出すところまで来ました。目指すは3000字・・・多いのか、少ないのかすら想像できない経験をしています。
「目次は本の設計図」と言いますが、構成を決める大事な行程に、これまでのブログ記事をひっくり返し、印象に残っているエピソードが書かれたものをピックアップ。そして、そのエピソードにまつわる資料もごそごそ探し出す。
本を書くというのは、「現在を固定する」ということと講師の安修平さんはおっしゃいます。今までの記録を出してきてはふりかえり、どんなエピソードがあったのか、その当時どんなことを考えていて、どんな行動をしたのか。それを今ふりかえるとどのように思えるのか・・・自分の言葉で記していきます。
1つの章で書き始めたのは、会社員時代のこと。
男女雇用機会均等法施行前に社会人になったわたしは、入社して初めて知った女性が働く環境の現実に驚きました。なんと定年は35歳、妊娠したら退職しなければならなかったのです。同期入社の1人も妊娠したことで退職を余儀なくされました。
就職試験を乗り越え、訓練を経て、やっと一人前になったのに・・・本当に悔しくて、残念でなりませんでした。
たった40年前くらいの現実は、もう遠い過去の話のようです。当たり前となったことは喜ばしいのですが、自然にこうなったのではないことを覚えておきたいと思います。制度の壁に阻まれて「辞めたくない」人が辞めずにすむようになったのは、先輩たちの「わたしたちの声をなかったものにしないでほしい」という願いからの発せられた声があったから。今回、本づくりに取り組むことによって、そのことを思い出し、あの時の先輩たちが繋いでくれたバトンを心に刻むことができました。
人生をふりかえり、誰に、何を伝えたいか・・・本を書く書かないは別としても、今、そしてこれからを生きるために大事な問いをもらっています。
もう1つ。これからを生きるための大事な問いは「ダイバーシティとはなにか?」を考え続けることだと思っています。
新しい組織・時代をつくるために